理学療法士/呼吸療法認定士の日常

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1週間で肩こり解消?肩甲骨の体操を所さんの目がテンで紹介。

どうも千陽です

今朝テレビを何気なく見ていたら

所さんの目がテンという番組で「肩甲骨」が今注目されている!!といった内容が紹介されていました。

その中ではプロ野球日本ハムファイターズに所属している大谷翔平選手の剛速球には肩甲骨が関係している事や肩こり、偏頭痛に肩甲骨の動きが関与しているという情報でした。

 

紹介していたのは筋膜リリースでも有名な首都大学東京理学療法士竹井仁先生でした。

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●肩甲骨の動きが悪い・硬いとは?

肩甲骨の可動性が悪いと判断する為に紹介されていた評価が、壁に背を付け、両手を横に伸ばした状態から上にどの程度上がるか。というものでした。

45度以上上がれば正常、以下では動きが悪い肩甲骨と判断されるようです。

 

●肩甲骨の運動方向

肩甲骨の動きには多くの筋肉が関与している為、多方向への動きが可能となります。

しかし多くの筋肉が関わる分、左右筋や表在深部筋のバランスが悪く筋肉が硬く循環障害を起こしてしまうと、肩こりや偏頭痛の原因をとなることがあります。

肩甲骨の運動方向としては

挙上ー下制

上方回旋ー下方回旋

外転-内転

の3方向があります。

 

●肩こりの原因筋は?

肩こりの原因筋として言われる事が多いのが

僧帽筋上部

肩甲挙筋

菱形筋

ですが、今回の紹介でも肩甲挙筋がピックアップされいました。

 

●肩甲骨のストレッチ

肩甲骨を柔らかく動かす為に竹井先生が紹介していたのが肩甲骨体操でした。

内容は

平泳ぎ風体操

1.猫背にならないようにして座り肩関節を90度上げた状態から、肩甲骨を開くように両腕を前に出して20秒間キープ。

2.アゴを引き肘を水平に後ろに引いて胸を張った姿勢で20秒間キープ。

3.肩より肘を前に戻してから、肘を中心に手のひらを上げて腕を後ろに倒し20秒間キープ。

1~3を3セット繰り返す。

 

肩甲骨まわし体操

1.右腕を頭の上にあげて左腕を背中の後ろに回し、肘を直角に曲げます。(上画像の反対ポーズ)

2.このままの姿勢から勢いをつけずに腕を反時計回りにし、20秒間キープ。

3.左足を右足の前に交差して脇を伸ばすように体を左に傾けて20秒間キープ。

4.その姿勢のまま鼻を肩に近づけるようにして首の右側の筋肉を伸ばず。

左も同様。

 

簡単で理解しやすい内容でした。紹介VTRでは1週間程で可動域が改善している方が何人もいらっしゃいました。

私自身も理学療法士として恥ずかしながら肩甲骨周囲の筋肉が硬く左右差もあるので、自分自身が継続して体験し、今後の臨床場面では自主練習の指導内容に取り入れてみたいと思いました。

 

ちなみに大谷翔平選手の剛速球と肩甲骨の関連については、肩甲骨周囲筋の柔軟性があると腕の振りを妨げず全体を大きく動かす事が出来る為、ボールを加速させられる距離が長くなり投球スピードが上がるという根拠のようです。